みすまる工房は兵庫県の山間部にあり、代表である私こと松下エミが「御頸珠(みくびたま)」を作り続けています。

御頸珠(みくびたま)は「ミスマル」とも呼ばれ、みすまる工房の名前はミスマルに由来しています。

2012年には、稗田阿礼(ひえだ の あれ)の遺徳を偲ぶ第83回阿礼祭において、稗田阿礼を祖先神として奉斎している奈良県大和郡山市の賣太神社にミスマルを奉納させていただきました。

御頸珠(みくびたま)の起源

御頸珠(みくびたま)

御頸珠(みくびたま)には、見える世界でのはたらきと見えない世界でのはたらきがあると言われております。

見えない世界では「ミクラタナノ神」と言い、神様のおはらたきそのものを。

また、古事記では呼び名が「八尺ヤサカ勾璁マガタマ五百津イオツ御須麻流ミスマルタマ」となり、イザナギノ大神様がアマテラスオホミ神様に「この高天原を知ろしめせ」と言われ首にかけられた。と日本神話は続いていきます。

これがのちに三種の神器の「ヤサカニの勾玉」であり、珠はタマで、玉緒に貫かれた連珠の環状のギョクとなりました。

一つ一つの珠には神様が宿られており、宇宙創造神の御心が霊的に伝承され具現化する形で代々の天皇様にわたり御護りになられている。といわれています。

そして、それが時をえて、われわれのもとに与えていただけることになりました。

御頸珠(みくびたま)の意義

御頸珠(みくびたま)の意義

この御頸珠(みくびたま)をかけることにより、連なった珠(環珠)に身をおくことで、その中心に御柱がたち宇宙創造神の意を受けさせていただけます。

また、いかなることからも御護り下さる御神器なのです。

一珠一珠、丁寧に紡がせていただくのはもちろんですが、一珠一珠に込められた奥深い意義に丁寧に向き合い、今この世だからこそお一人おひとりの手にとっていただき、大調和のととのえのはたらきのお手伝いができますことを意図しております。